かんぽ生命の不適切販売とは?3のつポイントを解説【保険もセカンドオピニオンが必要です】

いぬたろう
最近、テレビや新聞でかんぽ生命の不祥事が報道されてるけど、何がいけなかったの?自分の保険は大丈夫!?
ひつじ
今回はかんぽ生命の販売員が行った不適切な販売行為について分かりやすく解説するよ!あと、自分の保険が心配な人にチェックシートを作ったよ!

かんぽ生命とは

2007年の郵政民営化の際に、日本郵政株式会社が生命保険会社として株式会社かんぽ生命保険を設立しました。かんぽ生命の特徴としていわゆる【簡易保険】が主力商品であり、加入に際して医師の診断や職業上の制約ありません。そのため民間の保険への加入が難しいスタントマンなど危険度の高いとされる職業の人でも加入が可能でした。その代わり、加入に際する制約が少ない分、契約可能な保険金は一般生命保険に比べて低く抑えられています。【700万~1300万】
MEMO
終身医療保障型の【ながいきくん】は保険に詳しくない方でも一度は聞いたことのある名前ではないでしょうか。実際、私も仕事の現場では本当に良く耳にする商品名です。(笑)
また、かんぽ生命の名前の由来は【簡易保険】に由来してるのは有名な話ですよね。

かんぽ生命の不適切販売とは

乗換契約

今回、問題となった募集形式はいわゆる乗換契約というもので同一保険会社で旧契約を新契約に切り替える形式の契約方法です。旧契約を解約して新契約に切り替えるので切替時の年齢や健康状態で保険料が変動します。

MEMO 乗換と転換の違い
乗換契約 旧契約を解約して新契約に切り替える→解約返戻金が発生し、新たに健康状態の告知が必要
転換契約 旧契約を解約することなく新契約に切り替える→解約返戻金が発生しないが今まで支払った責任準備金にあたる保険料が新契約に充当される。コンバートとも呼ばれる

不適切販売の内容

新契約に切り替わるまで4~6カ月の間無保険状態だった。
新契約に切り替わった後も6カ月の間保険料が2重に発生していた。
新契約に切り替える際、健康状態が悪化していたため加入できず旧契約が消滅していた。
新契約に切り替わった後、商品の予定利率が下がった。
特約の追加など、新契約に切り替える必要がない契約を乗換した。
乗換後に告知義務違反で契約を解除された。

なぜ不適切販売が起きたのか

生命保険を募集した際、成果によって報酬が販売員に支払われますが、かんぽ生命では旧契約を新契約に切り替えする際に新規契約としてみなすには旧契約から6カ月経過しないと新規契約ではなく乗換契約となり、成果が半分になったみたいです。また、販売員だけではなく新規契約に対する「ノルマ」など社内全体で顧客本位の業務運営がなされていませんでした。いずれにしても顧客を無視した組織体制は今後見直しが求められると思います。

MEMO 保険業法
生命保険商品を販売する際、保険会社は保険業法により募集行為による禁止事項を定めており、今回の不適切販売はそれらの禁止事項に抵触した可能性があります。また、顧客の商品加入の際に商品に加入するための意向を確認する義務、販売員側の情報提供義務があります。
意向把握義務や情報提供義務に関しては、平成26年5月に改正保険業の項目に新たに盛り込ました。また、それらを踏まえた【顧客本位の業務運営に関する原則】フィデューシャリー・デューティーを金融庁が提言しており保険会社、保険代理店など金融業全般に求められています。

チェックシートで自分の契約を確認してみよう

自分の契約は大丈夫?かんぽ生命に加入している方だけではなく、生命保険全般に当てはまる事項だと思いますので不安な方は下記のチェックシートで確認してみてください。必ずしも当てはまるからといって不適切な販売に該当するわかではありませんので、該当があった方は加入先に問い合わせしてみるのもいいかもしれませんね。

チェックシート

チェックシートで確認しよう
☐旧契約から新契約に切り替えた際、保険料が高くなったことがある。
☐旧契約から新契約に切り替えた際、保険料が重複した事がある。
☐旧契約から新契約に切り替えたが、何が変わったのかいまいちわからない。
☐旧契約から新契約に知らない内に切り替わっていた。
※生命保険は自動車保険などと異なり、旧契約を解約してから新契約に切り替えると健康状態によっては引き受けができない可能性があります。そのため新契約が成立するまでの間旧保険料が重複する時がありますのでそれは除外してくださいね。

保険も医療と一緒でセカンドオピニオンが必要

今回、大手生命保険会社であるかんぽ生命が不適切販売で報道されるなど誰も思ってもみなかったはずです。私自身一募集人として現場では気を付けていた事でしたので。大手だから安心、大手だから安全だと思わずやはり募集人スタッフのスキルや経験、職業リテラシーなど個体差があるのも事実です。加入してからも、できれば定期的に自身の契約内容など皆さん自身でも知識や情報の収集は行うことをお勧めします。

まとめると

  • 契約は自分自身の行為であり、たとえプロであっても全てを他人任せにしない
  • 契約形態や補償内容を自分自身でも知識や情報の収集に努める
  • 不安であれば加入先、最寄の代理店など契約内容を確認してもらおう
いぬたろう
よし!明日にでもお店に行ってみよう!
ひつじ
契約内容の定期的な見直しは必要だね

 

 

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